2024年3月のJR京葉線のダイヤ改正について、千葉市などが行った利用者へのアンケート調査で、回答した人の約8割が「悪い影響がある」と回答しました。

 JR京葉線は2024年3月16日のダイヤ改正で、朝の上り2本を除き、通勤時間帯の快速をすべて各駅停車に切り替えました。

 千葉市などはこの影響を調べるため、4月30日までインターネットでアンケート調査を行い、1万5000件近い回答が寄せられました。

 5月22日、その結果の速報版が発表され、それによりますと、ダイヤ改正による影響を尋ねたところ「悪い影響がある」が81.6%に上りました。

 また、ダイヤ改正を受けて実際に行ったり検討したりした内容では、「乗る電車を早める、遅らせる」が約59%で、別の路線に変更するなど「京葉線の利用停止」が25%余りとなりました。

 さらに、京葉線の沿線外に転居したという回答も10%近くありました。

 そして、改正後のダイヤに対する望ましい変化として、「通勤・退勤時間帯の快速の増便」が約75%で最も多くなりました。

 市の担当者は、「予想を超える回答数があった」としたうえで、「JR東日本にもこの結果を示して協議を続けたい」としています。