俳優の窪田正孝(35)が24日、東京都内でTBS系ドラマ「滅相も無い」(火曜深夜1時28分)の放送記念トークイベントに、共演の古舘寛治(56)、平原テツ(45)、中嶋朋子(52)、ナレーションの津田健次郎(52)とともに登壇した。

 ドラマは舞台作家として数々の賞を受賞する演出家で、世界を変える30歳未満として「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023」にも選ばれた加藤拓也さんが脚本・監督のorジナルSF群像劇ドラマ。Netflixで配信もされている。

 窪田は昨年8月、加藤さん演出の舞台「いつぞやは」を第一頸椎(けいつい)の剝離骨折により、初日を直前に緊急降板。その代打を引き受けたのが平原だった。窪田はオファーを振り返り「本当にうれしかった。去年降板したんですけど、その役をテツさんが演じられた」と声に感謝を込めた。監督について「達観しまくってる。固定概念に縛られない人でそれが映像にも現れている。優しく刃物で刺してくるみたいな刺激を与えてくれる、すごく愛のある人」と話した。

 この日は仕事でロンドンにいる監督とも映像通話でつながったが、平原の手に収まったスマートフォンに「手しか見えないです」と淡々と答える監督に窪田が慌ててカメラの設定を直したが、監督は「良かったら最後まで見てってくださーい」と言葉を残して通話が切れた。窪田は「事故ってない⁈ 大丈夫? 画面こんなでかいのに…」とスクリーンを前にあたふたしていたが、最後には「こうやって、仲のいいキャスト同士でやらせて貰っております。作品を見た皆さまの反応を、エゴサします。最後まで楽しんでもらえたら」と呼びかけた。