脚本家の小山内美江子さんの訃報を受け、小山内さんが脚本を担当したTBS系ドラマ「3年B組金八先生」に出演した女優上戸彩(38)が10日、所属事務所を通じて追悼のコメントを発表した。

 上戸は「小山内先生、ただただ悲しいです。寂しいです。会いたいです」と無念の思いをつづった。ドラマを振り返り「金八先生のオーディションで打ちのめされていた私に、〝鶴本直〟という役を与えてくださったのが小山内先生でした。あのときに経験させていただいたすべての出来事が私の糧となり、それは今でも確かに私を支えてくれています」と感謝。

 小山内さんとは文通をしていたといい「そのお手紙の一通一通が私には一生の宝物です」と記した。さらに「金八先生の撮影時はしかられることがほとんどだった私ですが、いつの日か先生に褒めていただけるようなお芝居ができるよう、これからも芝居に真摯(しんし)に向き合っていきたいと思います」と天国の故人に誓った。

 最後に「小山内先生、本当にありがとうございました。そして、ゆっくり休んでください。心よりお悔やみを申し上げます」とつづった。