アイドルグループ「Kis―My―Ft2」の宮田俊哉(35)が24日、東京・豊島区のアニメイト池袋本店で開かれたライトノベル「境界のメロディ」(メディアワークス文庫)刊行記念記者会見に出席した。宮田は「作家としてデビューさせていただきました宮田俊哉です」とあいさつし、同書について「自分の魂が、いろんなところにちりばめられていると思う」と語った。

 同書は少年たちの音楽と青春を描いた小説。完成するまでの約3年間、好きなアニメを見る時間と睡眠時間を削って魂を注ぎ込んだという。

 宮田は会見で執筆に至った経緯について「いつか自分でアニメをつくってみたいという話をいろんなところでコメントしてきた。現実にするために原作が必要という話になった。『夢をかなえるために必要』と書き始めた。アイドルの活動が本業なんで本を書く作業は時間にも限りがあり大変でした」。小説のテーマについてはキスマイの音楽が約20年間そばにあったとし「笑って泣ける作品が個人的には好き。そういう物語にしたいと思った」と振り返った。