◇29日 巨人4―0阪神(東京ドーム)

 巨人は梶谷隆幸外野手(35)の攻守にわたる活躍で、昨季6勝18敗1分けと苦戦した宿敵相手に開幕戦白星を飾った。5回1死三塁からドラフト3位・佐々木俊輔外野手(24)=日立製作所=の遊撃へのゴロが野選となって先制し、なおも2死二塁で梶谷が右翼スタンド中段への本塁打を放ちリードを広げた。梶谷は右翼守備でも3回1死一、二塁で、森下の右中間へのライナーをダイビングキャッチするビッグプレーを見せた。

 初の開幕投手を務めた戸郷翔征投手(23)は制球が光り、6イニング無失点。7回からはドラフト1位・西舘勇陽投手(22)=中央大=、中川皓太投手(30)、大勢投手(24)の必勝リレーで反撃を許さず、今季から指揮を執る阿部慎之助監督にうれしい初白星をプレゼントした。