◇10日 西武―ロッテ(ベルーナドーム)

 西武の中村剛也内野手が1点を追いかける9回に起死回生の今季1号ソロ本塁打を左翼席にたたき込み、同点に追いついた。1死走者なしでセーブ機会で5番手登板したロッテの横手投げ右腕・横山の5球目、高めに浮いた146キロのストレートを豪快に振り抜いた。この一発で自身にとっては21年連続アーチとなった。

 ロッテは先発左腕のC・C・メルセデスが5イニングを4安打無失点と好投し勝利投手の権利を得て降板したが、勝敗は付かなかった。8回に4番手の沢村が失点し、チームの連続無失点は23イニングで途切れ、9回に新守護神候補も失点。救援陣が持ちこたえることができなかった。