◆ チーム打率.203、総得点78と貧打に苦しむ

 西武がロッテに1−6と大敗。これで3連敗となり、借金も再び10と二桁に膨らんだ。この日は千葉の強風に泣かされる不運も合ったが、得点は中村剛也のソロホームランのみ。完封を回避するのがやっとで、開幕から攻撃力の弱さが課題の西武打線に、7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』の解説陣が言及した。

 まずMCを務めた高木豊氏が「打っているのはおかわりくんだけで、他はあんまり打たないんですよ」と辛口に切り出すと、解説者の谷沢健一氏も「若い選手がもうちょっと…成長の度合いがやっぱり低いんですよね。先日若林(楽人)選手はサヨナラホームランを打ったりしたけども、 なんかちょっとばらけてるなというかね」と若手の台頭が少ないと指摘。さらに「もっと源田(壮亮)と外崎(修汰)が頑張ってね、引っ張っていってほしいですけどね」とチームの顔の奮起に期待した。

 また高木豊氏が「打順が(打率)いい方から並べちゃうっていうのはどうですか」ともう一人の解説者・館山昌平氏に問い掛けると「そうですよね。先日も源田選手が9番に入ったりとかで。でも上位に行くと打率が下がってくるっていうところもあるんですけど。でも思い切って行った方がいいですよね。 確率の高いとこからで」と同意。すると高木氏は「僕はもう3割打ってる古賀(悠斗)を4番にしちゃえと思ってる。もうそうじゃないと点が入らないよって。3割打ってるっていうのは、もちろん高打率なわけだから、もうそういう選手を上位に持ってったらどうなんだって。 もう固定観念を捨てる!」と大胆な打開策を提案していた。

 ここまでチーム打率.203、総得点78と貧打に苦しんでいる西武。ここからの松井監督はどのように巻き返していくのかにも要注目だ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』