◇12日(日本時間13日)ドジャース―パドレス(ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)は「2番・指名打者」でスタメン出場。1回に4号ソロを放ち、大リーグ通算175本塁打は松井秀喜(元ヤンキース)が持つ日本選手の最多記録に並んだ。

 特筆すべきスタッツは本塁打率だ。ホームラン1本をマークするのに何打数かかったかを示す「HR/AB」は、大谷が14・6、松井秀喜が25・4。大谷は実にゴジラ松井の1・7倍で量産している計算だ。

 過去にメジャー通算15本塁打以上の日本選手は14人いるが、HR/ABは大谷が1位、松井秀が2位。これに続くメジャー日本選手は、高い順に以下の通り。

 鈴木誠也(カブス)26・6、筒香嘉智(元レイズ)30・9、城島健司(元マリナーズ)33・5、吉田正尚(レッドソックス)39・0、井口資仁(元ホワイトソックス)41・8、新庄剛志(元メッツ)43・8、福留孝介(元カブス)45・9、松井稼頭央(元メッツ)71・9、田口壮(元カージナルス)72・1、青木宣親(元ブルワーズ、現ヤクルト)82・3、イチロー(元マリナーズ)84・9、岩村明憲(元レイズ)96・6。

 本塁打数を打席数で割った「アーチが出る確率」でいくと、大谷は6・9%、松井秀3・9%、鈴木3・8%、筒香3・2%、城島3・0%、吉田2・6%、井口2・4%、新庄2・3%、福留2・2%、松井稼1・39%、田口1・38%、青木1・22%、イチロー1・18%、岩村1・0%。

 また、通算本塁打数に限れば大谷と松井秀に続くのはイチロー117本、城島48本、井口44本、福留42本、鈴木36本、青木33本、松井稼32本、新庄20本、田口19本、筒香18本、岩村16本、吉田15本となっている。

 メジャーで何打席を任されたかというのも、実力を示すスタッツの一つだ。通算打席数ならば、圧倒的な1位はイチローの1万734。以下は松井秀5066、青木3044、大谷2941(12日の第1打席終了時点)、松井稼2555、福留2276、井口2079、岩村1755、城島1722、田口1524、鈴木1085、新庄960、吉田633、筒香640。(写真はAP)