◇17日 東都大学野球春季リーグ戦 日大7―4駒大(神宮)

 「8番・遊撃」でのスタメン復帰に初アーチで応えた。日大の角田勇斗内野手(4年・習志野)が4回2死一塁で左翼へリードを広げる2ラン。バットをひと握り半ほど短く持って直球をコンパクトにたたいた。

 2019年のセンバツ甲子園大会で準優勝した習志野高時代から守備の評価が高く、日大でも遊撃手として活躍。「亜大戦で(失策もして)チームに迷惑をかけた。自分は守備が駄目だったら出られない。スタメンは今日が最後と思って、守備からしっかり入って思い切ってバットを振った結果です」。通算打率1割台の角田の会心アーチを見届けた片岡昭吾監督(46)は「いい追加点。芯に当たったのを初めて見た」と冷やかした。