第98回関東大学サッカー1部リーグ(東京中日スポーツ後援)は13日に第2節の6試合を行った。2季ぶりの優勝を目指す明大は東京都世田谷区の同大学八幡山グラウンドで関東学院大と戦い、4―1で快勝。MF藤森颯太(3年・青森山田)の2戦連発弾などで開幕2連勝を飾った。

 チームとしても個人としても好調だ。3―0で迎えた後半20分、明大の右サイドハーフ・藤森が今リーグ自身3点目となるダメ押し点。左からの折り返しのボールに反応し、左足ダイレクトシュートで鮮やかに沈めた。

 背番号9は「第1節に引き続いて結果を出せたのでよかったです。ホッとしました」と笑顔をのぞかせ、「自分にはゴールを決めるイメージがあまりないと思うんですけど、『ゴールもあるぞ』というインパクトを与えることができました」と胸を張った。もともとはチャンスメーカータイプだが、今季は進化を期して、「10アシスト」とともに「10得点」を目標として掲げている。

 U―23日本代表の松木玖生(FC東京)と中学(青森山田中)、高校で同期だった。その松木は16日に行われた中国とのU―23アジア杯兼パリ五輪アジア最終予選第1戦で決勝点を挙げた。「勝負強いな、こういうときにやってくれるのが玖生だなと思いました」と感心。友の活躍に刺激を受け、「でも、(いつか)絶対に玖生を追い抜いてやろうという気持ちでいます」と飛躍を誓った。