サッカー日本代表の元主将で、ドイツ1部リーグのアイントラハト・フランクフルトに所属する長谷部誠(40)が17日、今季限りでの現役引退を発表したことを受け、ドイツメディアが一斉に速報した。

 サッカー専門誌「KICKER」電子版は「ブンデスリーガ史上5番目となる年齢までプレーし続けた日本が誇るレジェンドが、ついにこの夏をもって現役生活に終止符を打つことを決意した」と文面を書き出し、「2014年に30歳という年齢でフランクフルトに加入したとき、そこから最も長く在籍するクラブになろうとは、自身でさえ思いもよらぬことだった。あれから10年の月日が経過し、40歳となった長谷部誠はこの夏をもって引退することを明らかにしていた」と記した。

 引退会見に同席したマルクス・クレーシェSDは「今季をもって現役生活を終えるという彼の決断をリスペクトする。誠はここアイントラハト・フランクフルトに多大なる功績を残してくれた。彼の長年に渡り培ってきた経験を、これから若い選手たちにこのクラブで伝えていってくれることを大変にうれしく思っている」と語った。

 フランクフルトの地元紙「Frankfurter Rundschau」電子版は、「長谷部誠が22年間の現役生活にピリオドを打つ」と見出しを掲げ、長谷部の功績をたたえた。