◇17日 JリーグYBCルヴァン杯2回戦 名古屋2―0大宮(NACK5スタジアム)

 先発出場した大宮のFWシュビルツォクは、2021年に在籍した名古屋と初対戦。試合前のメンバー発表で名前を呼ばれると、両チームのサポーターから大きな拍手が起きた。

 「ファンの方もたくさん来てくれて、良い感情だった」と話したシュビルツォクは名古屋でのプレーについて「もちろんすごく感謝しているし、自分のサッカー人生の中でも一番濃く、忘れたことはない」。この日は右膝外側側副靱帯(じんたい)損傷からの復帰試合だったが、「90分やったことで自分のコンディションが良いことを見せられたと思うし、自分のパフォーマンスを見せられた」と手応えを語った。

 シュビルツォクは21年途中に名古屋に加入。リーグ戦14試合7得点を挙げたほか、クラブ初のルヴァン杯優勝にも貢献した。しかし、同年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)大邱戦で、ドーピング疑惑が浮上。4年間の出場停止処分を下されたが、自身の潔白を主張。昨年2月にポーランド1部で競技復帰。昨季7月に大宮に加入した。