NBAで6季プレーし、来季の日本復帰を表明した渡辺雄太が21日、東京都内で会見を開いた。18歳で渡米し、田臥勇太に続く日本選手2人目のNBAデビューを飾った。”うどん県”香川県出身の29歳は「毎日うどん食べていて、この11年間、米国で一番うどんを消費したと思う」と郷土食への愛も語った。

 日本復帰の楽しみは食事だという。渡辺は「日本食が大好き。米国でもシェフを雇ってをつくってもらった。焼き肉、鮨も好き。米国でもよく食べていた。日本は何を食べもおいしい。今まで以上に充実するんじゃないかなと思っている」と白い歯を見せた。

 四国からNBAへの道を切り開いた。「当時は不安もたくさんあった。周りから反対されると『間違いかな』と思うこともあった。自分とって米国の日々は宝物。(18歳の自分には)よく決断したなと言える」。11年前を振り返りつつ、過去の自身を褒めた。