Jリーグの野々村芳和チェアマン(51)は23日、東京都内で開かれた理事会後の記者会見で、今季のYBCルヴァン杯で試験的に導入した試合のエントリー人数の上限拡大について、「現場に寄り添った方法でトライしている。やっていけるとなれば、人数は増やした方がいい」と述べ、Jクラブの賛同を得られれば、リーグ戦にも導入する可能性を示した。

 チーム戦術の幅の拡大や選手育成の機会増を図ろうと、Jリーグは今季のルヴァン杯では試合のエントリー人数の上限を最大18人(11人+7人)から同20人(11人+9人)に拡大して実施している。

 野々村チェアマンは「(人数が)2人増えるということは、2人分の遠征費が必要になったりする。その辺の感覚をまずはルヴァン杯で試して来年以降どうするか」と指摘。その上で「納得感が得られるかどうかを各クラブの感想を聞き、拾っていく。ヒアリングをして次に生かすことになる」と説明した。