ドジャースの大谷翔平選手が24日(日本時間25日)、ナショナルズ戦(ワシントンDC)の試合前に取材に応じ、元通訳の水原一平容疑者の話や現在好調の打撃、真美子夫人など、多くの話題の質問に応じた。一問一答は次の通り。

 ―前日23日の今季6号の打球速度は118・7マイル(約191キロ)で、本塁打での打球速度は自己最速だが、そういう感覚はあったか

 「感覚の中でも、人生の中でトップクラスじゃないかと思う」

 ―ピッチングの準備がない分、打撃に集中できるというプラス面を感じているか

 「時間的に余裕があるのはもちろんそう。体調が管理しやすいというのもその通りだと思うが、考える時間が長すぎてもよくない。基本的に練習時間だったり、データを見る時間は例年と一緒にしている」

 ―打撃だけは過去(2019年)に経験したと思うが、成功の理由は

 「前回は膝の不安が大きかった。肘以外は万全なので、そこが前回とは違う」

 ―次の遠征地のトロント(ブルージェイズ)に関して昨オフのFA交渉で騒ぎがあったが、トロントファンに申し訳ない気持ちは

 「(交渉でトロントに)行った行かないに関しては、僕もびっくりしていた。ファンと同じ心境。(別の場所で)実際に話もさせてもらったし、本当に素晴らしい球団だなと個人的に感じていた。ファンも含めてチームも好き。行くこと自体は楽しみだし、そこでプレーするのも楽しみ」

 ―大谷選手がトロントに行ったという報道は(ネットなどで)見ていたか

 「ニュースで(トロント行きの飛行機に乗ったと)言われて、僕は乗ってないんだけどなと」

 ―ここ数週間、クラブハウスで大谷選手の存在感を前より感じる。通訳が変わったことによって何か変わったのか

 「新しい通訳が素晴らしいんじゃないですか(笑)」

 ―水原一平容疑者のこと。親友がいなくなったことで、感情的に何か感じるものはあるか

 「まだ調査自体は続いているので全部が終わったわけではない。失った、それ以上に、チームメート、チームもそうだが、その件でもそうだが、支えてもらっている人たちがたくさんいる。むしろそっちの方がありがたいと感じる面が多い」

 ―花巻東高の後輩である佐々木麟太郎選手がスタンフォード大に入った。助言などは

 「助言はしていない。自分が選んだところがベストな選択だと思うし、僕もそうやっていろいろと決めているので。本人が納得して選んだというのが一番大事。助言というのはない」

 ―遠征先に真美子夫人は来ているのか?

 「来てないです」

 ―以前からシーズン中は野球に集中したいと言っているが、結婚して遠征先に連れて外に出てみたり、違う時間を過ごしたいというのは

 「休みがそこまで(ない)。基本的に休みの移動が、うちは多いので。あまり自宅で丸一日休みというのがない。一緒に散歩に行ったり、そういうのはしますが、まだそこまではないですね」

 ―遠征で寂しさはないか

 「(真美子夫人に)寂しいと言わせたいです(笑)」