◇26日 女子ゴルフ パナソニック・オープン・レディース第1日(千葉県市原市、浜野GC)

 昨季に続きシーズン前半戦の出場資格で参戦している河本結(25)=リコー=が3連続を含む7バーディー、2ボギーの67で回り、5アンダーで首位と4打差の5位につけた。出場予選会(QT)4位で前半戦の出場資格を得た今季は前戦まで10位以内が3度とまずまず。5年ぶりのツアー2勝目へ突き進む。

 完全復活の気配を漂わせている河本が好スタートを切った。7バーディーのうち4つは50センチ以内のバーディーパットを決めたようにショットが好調。「グリーンが軟らかくて止まるので簡単と言えば簡単。ランとかを計算しなくていいのでデッドに狙っていける」と笑顔で振り返った。

 昨季はポイントランキング85位と低迷し、2年連続でシードから外れた。昨年末のQTで4位に入り、今季前半戦の出場権を獲得。開幕3戦目以降は予選落ちがなく、前週まで5戦連続で大会スコアはアンダーパーで終えた。

 ショットの安定性を高めようと、体の外に上がりがちだったスイングを修正。「インから入れるように」と、特に連戦で疲れが出た時に顕著だった部分を見直した。効果はてきめんで、前戦までの今季の部門別成績はパーセーブ率が15位の86・7209と、初優勝を果たすなど賞金ランキング6位だった2019年の85・2405を上回っている。22日の全米オープン予選は2位で出場権をつかんだ。

 首位との4打差を追う残りの2日間も「ボギーを打ちやすいので耐える人が(良い)、というのはある。ショット力が大事になると思う」と好調なショット力を生かす考えだ。優先出場順位を見直す6月のリランキングを見据え、少しでも高いポイントを積み重ねたいところ。「ショットでより多くのバーディーチャンスをつくって、ギャラリーに『おーっ』と言わせたい」と決意を込めた。