◇26日(日本時間27日) ブルージェイズ2―12ドジャース(トロント)

 ドジャースの大谷翔平選手が「2番・指名打者」で出場し、今季7号を含む4打数1安打1打点1本塁打1四球だった。試合後の一問一答は次の通り。

 ―ブーイングにはびっくりしたか

 「びっくりはしなかった」

 ―ブーイングはモチベーションにつながったか

 「ブーイングされるかされないかは特に…。これだけ多くの人に入ってもらって、自分のチームを好きだからこそ相手のチームの選手にブーイングしたりすると思う。そういう熱量っていうのは別にドジャースファンでも、ブルージェイズのファンでも野球が好きなんだという、そういうリスペクトを逆に感じる」

 ―ブーイングには驚かなかったと話していたがなぜか

 「結果的に行ける球団というのは1つ。僕としてはファンの人たちも含めて感謝しかない」

 ―ロバーツ監督の7本塁打に追いついた

 「今のところ、そこ(抜く)を目標に頑張っているので、明日また抜けるように頑張る」

 ―大谷選手を見たい、本塁打を見られて良かったというポジティブな敵地ファンの声もあった

 「それはもう単純にうれしい。ブーイングも嫌ではないというか、野球の一環だし、ファンの人たちがそれで楽しいのが一番。気にしてもらえるだけ、選手にとってはいい」

 ―その中で本塁打を打った気持ちは

 「ブーイングの中で打ったかどうかは別として、詰まってはいたので、単純に入ってくれないかなと。ギリギリだけど、入ってくれてよかった」

 ―打撃好調の要因は

 「いろいろデータも含めて、打撃コーチともよく話しているし、メカニック、動作的なことも含めてコミュニケーションが取れているのがいいところじゃないかなと思う」

 ―メンタルも技術の一つと言っていたが、メンタルをどう身につけてコントロールしているか

 「もちろん場数もある。自分でメンタルが強いとはもちろん思わない。思ってる人に逆にあまり強い人はいないんじゃないかなとは思う。シチュエーションによって確かにプレッシャーかかるかからないはあると思うが、そこは野球をやってる以上、しょうがない。むしろそういうシチュエーションで打席に立てているということが自分にとってはうれしいこと」

 ―監督に本塁打数で並んで何か言葉はもらったか

 「いや、『並んだぞ』って僕の方から言いました(笑)」

 ―監督と冗談も言えたりするいい関係性というのはどういうプラスがあるか

 「最初の1カ月が1カ月だっただけに、逆に僕からしたらあまり気にしないでほしいというか。むしろ笑いに変えるぐらいの、コミュニケーションというか。そこはグラウンドに持ち込んでほしくないと思うし、自分で処理すればいいだけなので。チームメートには普通にこういう風に冗談も言い合える雰囲気っていうのは、すごく僕にとっては楽」

 ―27日は花巻東高の先輩・菊池投手と対戦する

 「まあもう結構打席はやっているので。毎年毎年、でもそんなに数があるわけでもないですし。昨年も言いましたけど、僕らももちろん大事ですけど、学校もそうですし、教えてもらった先生方もそうですけど、そういう方にとっての方が楽しみというか、そういう感じじゃないかなと思います」