銀行詐欺と虚偽の納税申告の罪状を認めたと発表

 米連邦検察は8日(日本時間9日)、大谷翔平投手の元通訳・水原一平容疑者が、銀行詐欺と虚偽の納税申告の罪状を認めたと発表。合意書の中では、大谷から約900万円をだまし取った手口についても記載されている。

 水原容疑者は大谷の口座を使い、転売目的で野球カードを購入。これまでの報道で、2024年1月〜3月の間に、オークションサイト「eBay」などで水原容疑者が大谷の口座を使って32万5000ドル以上(約5050万円)を使ったことが判明していた。

 さらに今回、新たな手口も判明。2023年9月に水原容疑者は、大谷に歯の治療費として6万ドル(約930万円)の小切手を切らせ、その分は自身の口座に預け、治療費の分は大谷のデビットカードを使用して支払いを行ったとしている。

 その他にも、銀行から金銭を取り出すために、24回も大谷になりすまして銀行に電話していたことも判明している、水原容疑者が認めた銀行詐欺の罪状は、最高刑では連邦刑務所で禁固30年となり、そして虚偽の納税申告に対して罪状を認めたことについては、最大で3年の禁固刑になるとしている。

 マーティン・エストラーダ連邦検事は、「(水原容疑者による)騙す行為と窃盗は巨大なものだ。彼は信頼される立場を利用し、オオタニに付け込んだ。我々のオフィスはコミュニティを通じて被害者が守られるために尽力しており、悪事を働いた人物に裁きが下るように努める」とコメントしている。(Full-Count編集部)