◇27日 中日4―6広島(バンテリン)

 中日の貯金がついになくなった。27日の広島戦(バンテリンドームナゴヤ)に4―6で敗れ、直近1勝7敗で最大6あった貯金を使い果たした。 勝利には結びつかなかったが、満員御礼の竜党に希望を与えたのが細川のバットだ。カリステのソロで3点差に追い上げた8回2死一塁。2ストライクから広島の2番手益田の149キロ直球を振り抜いた。

 「1番いい形になりました。追い込まれていたので、逆方向というイメージはあった」。細川以外お目にかかれないのではないかというロケット砲のような弾道で右中間席に突き刺さった。2試合連続となる5号2ラン。これでヤクルト・オスナ、阪神・森下に並びリーグトップタイに。細川は「そこはまだまだ試合があるので。でも1日1本(安打が)出ている。この感じをどう続けているかですね」と話す。

 昨年の3、4月はノーアーチ。5月13日のヤクルト戦(神宮)がシーズン1号だった。