サッカーU―23日本代表が今夏のパリ五輪の出場権を獲得したことを受け、スペイン1部レアル・ソシエダードに所属する日本代表MF久保建英(22)の五輪参戦の可否に関して、スペインのスポーツ紙「Mundo Deportivo」電子版は1日付で、「クラブは久保がパリ五輪に参加することには賛成していない」などと現時点では否定的な見方を伝えた。

 同紙は「久保とパリ五輪、ミスマッチかもしれない」と見出しを掲げ、「クラブは久保が五輪に参加することには賛成していない」と指摘。今年1、2月のアジア杯(カタール)に出場したことや過密日程が続く現状などを挙げ、「スペイン1部の新シーズン開幕までの数週間、スター選手が消耗を強いられないことを望んでいる」と記した。

 クラブ側はパリ五輪に選手を派遣する義務はない。一方、ソシエダードの関係者は同紙の取材に対して、「久保が招集され、再び五輪への出場を望んだ場合、クラブと選手は話し合い、合意に達するよう努力する」と語ったという。