◇1日(日本時間2日)MLB ダイヤモンドバックス0―8ドジャース(フェニックス)

 ドジャースの山本由伸投手(25)は、敵地のダイヤモンドバックス戦に先発。6回を5安打無失点と粘投し、今季3勝目(1敗)を挙げた。94球で5奪三振、2四球。防御率も試合前の3・54から2・91とし、リーグ14位に浮上した。

 大谷翔平選手(29)は今季初の欠場。ナ・リーグ西地区首位のチームは完勝で直近10戦8勝目、今季20勝目(13敗)を挙げた。

 地元中継局スポーツネットLAのポストゲームショーで、ハートゥング実況は「素晴らしいシリーズの締めくくり(3連戦を2勝1敗)でした。今夜は大谷翔平がいなかったが、この試合では必要なかったですね。2本塁打で8得点。ヨシ(山本)は素晴らしい投球で6回をこなしてくれました」と総括。

 通算204勝、59イニング連続無失点はメジャー記録の『ミスター・ゼロ』ことオーレル・ハーシュハイザー解説者は、最高級の賛辞を贈った。

 「本当に大きな勝利だ。何度でも言うが、これは勝たなければならない試合だった。山本は適応し始めているし、文化とチームメート、そしてボールに慣れ始めている。覚えておかなきゃならないのは、彼はベテランではなく、新人らしい年齢なのにFA権を得てこちら(米国)に来たというユニークな経歴の持ち主(※実際にはポスティングで移籍)であることだ。12年間で総額3億ドル超の大型契約を結び、優勝争いするドジャースにやって来た。いろんな要素はあるが、私は彼がやっていることを誇りに思うよ」

 相方のジェリー・ヘアストン解説者も「25歳といえば、大リーグだって新人の年齢だ。日本で大きな成功を収めているが、私が気に入っているのは、リードした場面での投球を知っていることだね。序盤からリードすると、対戦相手のドアをあっという間にピシャリと閉め、チームメートたちが気持ち良くバットを振れる状況をつくった」と評した。