◇1日(日本時間2日)MLB メッツ0―1カブス(ニューヨーク)

 カブスの今永昇太投手(30)は敵地のメッツ戦に先発。7奪三振など7回を3安打無失点、1四球の快投で開幕から土付かずの5連勝とした。5勝はメジャートップタイ。

 今季の投球回数を34イニング3分の2として規定投球回数をクリアし、防御率0・78は再びメジャートップに躍り出た。2位のレンジャー・スアレス(フィリーズ)は1・32で、これを大きく引き離している。

 米ディバイン・スポーツゴスペルは「いまや今永昇太は新人王を議論する対象というだけではない。この男はサイ・ヤング賞にまっしぐらだ。信じられないほどすごい大リーグ挑戦のスタートだ」と、日本投手がいまだ手にしたことがない栄冠に言及して報じた。

 この試合前の時点で、今永は既に史上初の「1901年以来の近代メジャーで、デビュー5試合で4勝0敗、防御率1・00点未満」を達成。そのため、AP通信は「今永昇太が大リーグのキャリアの歴史的なスタートを継続」と報じ、米ジ・アスレチックも「きらめくような大リーグでのスタートを継続した」と伝えた。

 また、地元放送局マーキーSNは、公式X(旧ツイッター)で「今永昇太は異次元のレベルにいる」。球団地元AM局のWSCRは「カブスにとって、今永昇太との契約は何と素晴らしい選択だったことか」とした。