◇2日 東都大学野球春季リーグ戦 青学大4―0駒大(神宮)

 青学大は駒大に快勝し、開幕6連勝でリーグトップの勝ち点3とした。夏の甲子園優勝右腕の中西聖輝投手(3年・智弁和歌山)が7イニングを4安打無失点でリーグ戦初勝利を挙げた。

 「1回戦の後、先発を言われて、アピールするのはここしかないと思った。甲子園優勝とは違った喜びで、きょうの方がうれしい」。智弁和歌山でもバッテリーを組んだ渡部との相性も抜群だった。

 リーグ屈指の投手陣にあって、なかなか先発機会がなかったが、2回戦を先発してきた児玉の体調不良もあっての先発。このオフは徹底的に投げ込んだ。

 「スピード表示以上に打者が速く感じるような球質になったと思う」。140キロ台後半の直球、スライダーなどで9三振も奪った。期待の152キロ右腕が神宮で輝き始め、安藤寧則監督(46)も「一番期待していた投手が、やっと来たという感じ」と喜んだ。