◇3日 男子ゴルフツアー中日クラウンズ第2日(愛知県東郷町、名古屋GC和合C)

 同組で回った池村寛世(28)=ディライトワークス=とショーン・ノリス(南アフリカ)が、ともに途中からパターを使わずにプレーを続ける珍事が起きた。

 10番からスタート。池村はパーを続けた前半の14番で1・5メートルのパーパットを外した際、思わずパターで地面をたたくとシャフトが折れたという。

 「最近はパッティングが良くなくて、今日も伸ばしたいと思っていたのにボギーが先行してイラッとして…」

 次のホールは54度のウエッジを使ったがしっくりせず、その後は62度を使ったという。前半は2つスコアを落としたが、後半は2番のバーディーで1つ取り戻した。

 キャディーを務める婚約者の坂口琴音さんは、冷静で、「折れちゃったよ。でも、ウエッジを使えば」と機転を利かせたそうだ。

 ノリスは「途中からおかしくなった」と後半の4番からパターを使うことをやめ、ドライバーで代用した。7番パー3ではアイアンでグリーンに乗せた後、ドライバーでバーディーパットを沈めた。

 他の2人がグリーンでパターを使わなかったことに、同組の片岡尚之(26)=CSテクノロジーズ=は「いろいろ笑わせてもらい、リラックスできました」と話した。