◇3日 ヤクルト5X―3中日(神宮)

 中日は延長11回サヨナラ負け。3連敗で借金2となり、5位に転落した。8番手で勝野昌慶投手が塩見にサヨナラ2ランを浴びた。

 先発のメヒアは立ち上がりから不安定で、4イニング5安打3失点で降板。3回には村上に左翼スタンドへ7号ソロを浴びるなど、約2週間ぶりの登板で試合をつくることができなかった。

 打線はヤクルト先発・小川に中盤まで抑えられたものの、7回に反撃。先頭・細川が低めカットボールに食らいつき遊撃内野安打で出塁すると、途中出場の岡林が13打席ぶりの快音となる左前打。さらに代打・石川昂も中前打でつなぎ、無死満塁として小川をマウンドから引きずり降ろした。

 2番手で登板したエスパーダに対して、村松が初球の外角スライダーをたたいて右前適時打。続く木下の遊ゴロ併殺の間にさらに1点を返した。

 そして8回は2死から中田が約1カ月ぶりとなる第3号同点ソロ。カウント1―1から3番手・木沢が投じた真ん中カットボールを豪快に振り抜くと打球は左翼ポール際に飛び込んだ。中田は3月29日の開幕・ヤクルト戦(神宮)と同31日の同カードでそれぞれホームランを放ったが、それ以降はノーアーチ。26試合ぶりの一発で試合を振り出しに戻した。

 試合はそのまま延長に突入。中日は中継ぎ陣が5回以降無安打に抑えてきたが、11回に力尽きた。打線は村松が5安打を放つなど7安打のヤクルトの倍の14安打を積み重ねたが、11残塁。好機で1本が出なかった。