◇4日 巨人―阪神(東京ドーム)

 巨人の先発、菅野智之投手(34)が7イニング1失点で降板。直球の球速は140キロ台中盤ながら、コーナーを丁寧につく円熟の投球で最少失点に抑えたが、打線の援護がなく、勝利投手の権利は得られなかった。

 4回に不運な形で先制を許した。先頭の森下の詰まった当たりが一塁手の頭を越える二塁打に。2死三塁となり、ノイジーにカウント2―1から外角のスライダーをうまくさばかれて右前適時打とされた。

 それでもベテランの意地を見せ、5回以降は阪神打線に二塁を踏ませない好投。4勝目はならなかったが、先発としての役割を十分に果たした。