東京ドームで6日に行われるボクシング4大世界戦の前日計量が5日、東京都内で行われ、出場8選手全員がクリアした。4大世界戦の第1戦、WBAフライ級王者ユーリ阿久井政悟(28)=倉敷守安=―同級3位の桑原拓(29)=大橋=も両者とも50・7キロでクリア。4日に大阪で行われたIBFバンタム級タイトル戦で西田凌佑(27)=六島=が戴冠し日本ボクシング史上99人目の世界王者となったため、桑原が勝てば同100人目となる。

 「こんなチャンスはない。必ず(100人目を)つかみ取りたい」と、桑原。両者は2021年にも対戦。その試合で10回TKO勝ちで日本王座を防衛したユーリ阿久井は「立場も実力差も何も変わっていない」と自信を見せた。