バスケットボールの女子日本代表候補が7日、東京都内で練習を公開した。恩塚亨監督(44)は走り勝つシューター軍団をチームコンセプトに掲げており、五輪最終メンバー12人入りへ「軍団=総力戦」がポイントとなることを明かした。

 合宿メンバーは23人。シュート力、走力、速さの武器を持つ猛者を選んだ。指揮官は選手に五輪へ向けた「台本」を説明し、「無意識で5人全員が同じ武器を使うことが、他国との差になる」と話した。サバイバル競争では、個の力を集団で発揮できるメンバーを選ぶという。

 合宿には、東京五輪で活躍した司令塔の町田瑠唯(31)らが復帰。指揮官が用意した「台本」を実演する女優は誰になるのか―。金メダルをターゲットにする恩塚監督は「小さな課題を一つずつ解決していくことで大きな目標をかなえられる」と話した。