◇7日 中日0―2巨人(バンテリンドームナゴヤ)

 中日が巨人に零封負けを喫し、3連勝を逃した。これで勝率5割を切り、一夜で借金生活に逆戻りした。巨人の山崎伊織投手にプロ2度目の完封を許した。

 両先発が互いに譲らぬ投げ合いを続ける中、試合が動いたのは7回だった。6回まで好投を見せていた涌井秀章投手が先頭の岡本和に四球を与えた。続く坂本に右前打と萩尾の犠打、岸田への四球で無死満塁のピンチを迎えると、ここで門脇に直球を中前にはじき返され、先制点を与えた。

 さらに2死後、丸に押し出し四球を与えて2点目を献上したところで降板。6イニング⅔を105球、3安打2失点で負け投手になった。

 打線は巨人の先発・山崎伊を打ちあぐね、5回までを2安打に抑えられた。最大の好機となった6回も1死一、二塁から中軸が凡退。細川が空振り三振、中田がフルカウントから遊飛に抑えられた。その後は得点圏に走者を進めることができなかった。