ドジャースのロバーツ監督は7日、試合前の会見で大谷翔平選手のメジャー史上6人目となる「40本塁打・40盗塁」の可能性に言及した。今季、順調に本塁打数を伸ばして現時点で11本塁打。盗塁も9度走って全て成功させていて、シーズン48本塁打、39盗塁ペースだ。監督は大谷の走塁を高く評価し、「彼は体の状態がいいと言っている。だからもっとアグレッシブに走ることに私は自信があるし、実際そうなっている」と語った。

 記者から「40本塁打、40盗塁」について聞かれ、監督は明言はしなかったが、「時が経てば分かるさ」とニヤリと笑った。大谷は2021年の26盗塁がメジャー最多だが、今季は右肘手術の影響で、打者1本で臨むシーズン。キャンプ中にはロン・レネキーGM特別補佐らとリードの仕方や走り方を見直し、走塁へ強い意欲を示していた。メジャー6年間は失敗数も多かったが、今季はここまで9度トライして全て成功。走るタイミングも抜群で、走塁の進化が見られる。本塁打は昨年、8月の時点で40本を超えた。40ー40はこれまで盗塁がネックだったが、今年は新たな勲章の可能性は十分ある。