◇8日 楽天4―1オリックス(秋田)

 楽天は2022年以来、2年ぶりとなるこまちスタジアムでの試合に競り勝って、4日のロッテ戦(楽天モバイル)から続いた連敗を「3」で止めた。

 オリックス戦は今季初登板だった先発の藤井聖投手(27)は2回に天敵としているレアンドロ・セデーニョ内野手(25)に先制の7号ソロ本塁打を浴びたが、打線が2回に反撃。1死一、二塁と攻め込み、8番・石原彪捕手(25)の右前打に相手の失策が重なって1―1の同点に追いついた。

 3回には2死満塁から7番・辰己涼介外野手(27)が押し出し四球を選んで、1点を勝ち越し。4回に相手守備の乱れで1点を追加すると、7回に秋田・金足農高出身のオリックス・吉田輝星投手(23)から1点を奪って、リードを広げた。

 投手陣も藤井が4回と5回とピンチを迎えたものの得点は許さず、5イニング6安打1失点でブルペンにバトンタッチ。中継ぎ陣がオリックスの反撃を抑えると、3点をリードした9回には守護神・則本昂大投手(33)が登場。先頭に内野安打を許したが、後続をしっかり断って、年に一度の秋田でのホームゲームを勝利で飾った。