◇13日(日本時間14日) ブレーブス2―0カブス(アトランタ)

 カブスの今永昇太投手(30)は敵地のブレーブス戦に先発。ドジャースとリーグ双璧と目される強力打線を相手に7安打、3与四球はともにメジャー自己ワーストだったが、毎回の8三振を奪うなど5イニングを無失点と粘投した。勝敗はつかず、6勝目はならなかった。

 地元メディア、ベースボールHQのサラ・サンチェス記者は「今永昇太はこれまでで最悪の投球だった。うそじゃない。それなのに、ブレーブス相手にこれだ」とX(旧ツイッター)で伝え、この日のスタッツ「5回7安打無失点、3四球、8奪三振」を添えた。

 また、地元中継局マーキーSNによれば、今永の「デビューから先発8試合で防御率0・96(40イニング以上)はメジャー歴代5位」。同記者は、このスクリーンショットを添えて「みなさん、われわれは歴史の目撃者なのだ」と記した。

 さらに今永は1回にアクーニャ、5回はアルビーズと快足ランナー2人を一塁に置いてけん制で刺した。球団発表によれば、カブスの左腕が1試合にけん制で2度刺したのは、1954年のジム・デービス以来70年ぶりだった。

 チームメートの鈴木誠也外野手(29)は「2番・左翼」でフル出場。本拠地リグレーフィールドならば本塁打だった2つの大飛球がともにフェンス際でキャッチされる不運もあり、4打数1安打だった。