中日・高橋周平内野手(30)が、24日のウエスタン・リーグの広島戦(ナゴヤ)で実戦復帰する。23日はナゴヤ球場で練習。約1カ月ぶりの実戦を前に「自分ができることを精いっぱいやっていきます」と意気込んだ。

 鋭い振りから鋭い打球をグラウンドに次々と飛ばした。打撃投手とマシンからのボールを計56スイング。柵越えは4本と多くはなかったが、ライナー性の当たりを連発。守備練習では三塁の位置でノックを受け、軽快な動きを見せた。「打撃でも守備でも、けがの影響は全くありません」と言い切る。

 4月16日のヤクルト戦(バンテリンドームナゴヤ)で三ゴロを処理した際に右足ふくらはぎの肉離れを起こした。得点圏打率3割7分5厘と勝負強い打撃に加え、安定感あふれる三塁守備の攻守で開幕スタートダッシュに貢献。離脱前の4月中旬には「5」あった貯金から最大で借金5、現在は借金3と波に乗りきれないチームは苦しんでいる。

 攻守の要で大きく流れを変える存在としても期待される。「守備はできる選手。しっかり(試合に)出て、バッティングの状態が上がってくればと思っている」と立浪監督。背番号3の1軍昇格時期については今後の状態を見極めて考える方針を示した。