◇24日 阪神0―1巨人(甲子園)

 阪神がノーヒットノーランを食らった。巨人・戸郷を攻略できず、岡田監督は「ええピッチングされたらこんなもんやろな。今のバッティングの調子やったらな」と、もともと打線が低調だけにお手上げだ。「もう終わったことやし。初戦負けた。そういうこと」とサバサバと話した。

 無安打無得点での敗戦は2019年9月14日の中日戦(ナゴヤドーム)で大野雄大に喫して以来5年ぶり。監督としては第1次政権だった06年9月16日の中日戦(同)で山本昌にやられて以来、2度目。

 「6年やった? マサ。2回目やなあと思うとったけど。何年やったかなあ。5年かなあ6年かなあと」。このときは翌17日から9連勝しており、「明日、バッターがどんだけ奮起するかやろな」と無安打に終わった野手陣にハッパをかけた。

 阪神が甲子園で相手投手にノーヒットノーランを許したのは1965年10月2日の広島戦で外木場義郎に喫して以来59年ぶり。

 巨人戦は1リーグ時代の1937年5月1日に洲崎球場(東京)で沢村栄治に喫して以来87年ぶり。沢村には1936年に甲子園でもプロ野球初のノーヒットノーランを達成された。