■「Spotify」や「Amazon music」などの人気アプリを搭載

アウディAGは、2024年1月30日にフルサイズSUVのQ7をマイナーチェンジしました。

エクステリアは、無駄を注ぎ落としたクリーンな面構成からなり、お馴染みの八角形のシングルフレームグリルには、印象的な垂直方向のインレイが装着されています。ベースモデルと「S lineエクステリアパッケージ」の差別化も明確にされています。

マイナーチェンジを受けたアウディQ7のエクステリア
マイナーチェンジを受けたアウディQ7のエクステリア

ベースモデルのフロントバンパー、ドアトリム、ディフューザーの一部にコントラストカラーを配置して、オフロードモデルらしい力強さを強調。

マイナーチェンジを受けたアウディSQ7
マイナーチェンジを受けたアウディSQ7

Audi SQ7 TFSIに近いイメージになる「S lineエクステリアパッケージ」は、フロントバンパーの印象的なサイドエアインテークによってスポーティなスタイリングになっています。リヤには、存在感のあるテールパイプを備えたエキゾーストシステムが備わります。

シングルフレームは、オプションの「ブラック」か「ブラックプラスオプティクスパッケージ」を選択すると、シングルフレーム、サイドウインドウトリム、前後バンパーの周囲に印象的なアクセントを付与。

レーザービームライトが組み込まれたHDマトリクスLEDテクノロジーを特徴とする新設計のヘッドライト、クラスター上部のエッジ部分に水平に配置されたデジタルデイタイムランニングライトが、パワフルなムードを放っています。

マイナーチェンジを受けたアウディQ7
マイナーチェンジを受けたアウディQ7

このヘッドライトは、Audi Q7に初めて採用された「デジタルOLEDリヤライト」との組み合わせにより、プレミアムクラスらしい個性を感じさせます。

内装をチェックします。ベースモデルのシートトリムステッチは、コントラストカラーのグレーを配置。また、9種類の装飾から選択することもできます。

ベースモデルの加飾には、「ナチュラルエルム バールシルバー」に加え、「Audi Q7 S line スポーツパッケージ」「Audi SQ7 TFSI」の装飾には、シルバーのリニアエンボス加工が施された「マットブラッシュアルミニウム」と「マットカーボンツイル」が新たに設定されています。

マイナーチェンジを受けたアウディQ7のインテリア
マイナーチェンジを受けたアウディQ7のインテリア

また、今回初めて「Spotify」や「Amazon music」などサードパーティ製の人気アプリが搭載され、直接使用できるようになるのもトピックス。ソフトウェアは定期的にアップデートされ、アプリの種類を増やし、インフォテインメントシステムのパーソナライズ化をさらに進化させることが可能です。

アウディSQ7のリヤまわり
アウディSQ7のリヤまわり

先進安全装備も進化。「アウディバーチャルコックピット」には、車線変更警告、ほかの走行車両やオートバイとの距離警告、交差点アシスト、信号などの情報がフルHDによりオンラインで表示されます。

V6エンジン搭載車には、19インチアロイホイール、アルミニウムルーフレール付グロスパッケージ、パーキングアシストプラス付リヤビューカメラ、ハイビームアシストが標準装備されます。

マイナーチェンジを受けたアウディQ7のフロントまわり
マイナーチェンジを受けたアウディQ7のフロントまわり

パワートレーンは、最高出力170kW(231PS)・最大トルク500Nmを発揮する3.0Lディーゼルエンジンの「Audi Q7 45 TDI quattro」をはじめ、最高出力210kW(286PS)・最大トルク600Nmを発揮する「Audi Q7 50 TDI quattro」を設定。

また、「Audi Q7 55 TFSI」には、3.0L直噴V6ガソリンエンジンが搭載され、最高出力250kW(340PS)・最大トルク500Nmというスペックを享受できます。

マイナーチェンジを受けたアウディQ7のリヤまわり
マイナーチェンジを受けたアウディQ7のリヤまわり

スポーツバージョンの「Audi SQ7 TFSI」には、最高出力373kW(507PS)・最大トルク770Nmを発生する4.0 TFSIを搭載。素早いシフトチェンジをもたらす8速ティプトロニックとquattroフルタイム4輪駆動システムが組み合わされています。

Audi Q7およびSQ7 TFSIには、5人乗り仕様と7人乗り仕様が設定されています

(塚田勝弘)