5月18日、米国株式市場が弱気で始まったため、ビットコイン(BTC)も連れ安となっている。

BTC価格、「興味深い」安値エリアに近づく
Cointelegraph Markets ProとTradingViewのデータからは、米国市場開始後、ビットコイン価格が2万9000ドルのサポートを割り込んだことを示している。

この日の米国市場は、取引開始1時間以内にS&P500が2%、ナスダック100が2.3%下落し、それまでの上昇を一気に反転させた。

さらに大きな驚きとなったのは食料品大手のウォルマート(WMT)とターゲット(TGT)で、両社とも日中としては1987年の「ブラックマンデー」以来の最大の下げ幅を記録した。

記事執筆時点では、WMTは5営業日で15%以上、TGTは25%近く下落している。いずれも、インフレによる個人消費の圧迫の中で、業績が悪化しているとの報道を受けたものだ。

「弱気市場のラリーは数週間続くこともあれば、数日しか続かないこともある。ウォルマートとターゲットのコンボ爆弾は、米国の消費者が考えられているほど健全でない可能性を示している。3日間のラリーは終わるかもしれない」とThe High-Tech Strategistの編集者フレッド・ヒッキー氏はこの日、Twitterに投稿した。

BTCは指数とともに下落し、先週の下落から、29,000ドル割れを脅かした。今後は流動性の高い24000ドルエリアに向かって下落するかもしれない。

「きれいなブレイクダウンの形だ。プライスアクションは不安定だが、少なくとも安値に動くはずだ」と、人気トレーダーでアナリストのネブラスカン・グーナー氏は、最新の更新でツイートした。

「安値を更新すれば、おそらく22000ドルまで下落するだろう。そこで安値が維持されれば、3万ドルを回復する」

コインテレグラフの寄稿者マイケル・ヴァン・デ・ポッペ氏もこれに同意し、2万8400ドル付近を「興味深い」と記述している。

同じく仮想通貨アナリストのジョシュ・ラガー氏は、ビットコインをもう一度上昇させるために、重要なレベルでの反発を期待している。

「多くの場合、これらの圧縮はフェイクアウトのために一方的に壊れ、その後反転する」と価格の動きをもたらす可能性のあるボラティリティの低下についてつぶやいた。

「BTCがブレイクダウンし、ショート勢が離れ、上昇するのを見たい。これが起こるかどうかは全くわからないが、素晴らしいセットアップになるだろう」