JR下総中山駅から徒歩10分、京成中山駅からはすぐのところに、人気カフェ「256nicom(ニコム)」があります。千葉市から移転して、ここ船橋市内のお店ではフラワーショップも併設。人気の理由は、味はもちろん、彩りも鮮やかなカレーとパフェです。夏季やイベント時には、かき氷も登場。テイストのバリエーションが豊富なので、コンプリートをめざすリピーターもいるという人気ぶりだとか。詳しくご紹介します。

1階はフラワーショップ。焼き菓子も販売

JR下総中山駅から徒歩10分ほど、京成中山駅からはすぐの北側に、中山法華経寺への参道がまっすぐ延びています。黒門とも呼ばれる中山参道総門が構える手前に、人気のカフェ「256nicom(ニコム)」があります。

参道から少し奥まったエントランスへは、線路の枕木のように古木が道を作っていて、「256」という看板や花籠とともに店内へと導いてくれます。

店内に入ってすぐあるのはフラワーショップで、さまざまな美しい生花やドライフラワーが迎えてくれます。こちらでは焼き菓子も扱っていて、カフェ利用でなくても購入可能です。

2階はセンスあふれるカフェスペース「GRAND FLOOR」

2階に上がると、カフェスペース「GRAND FLOOR(グランド フロア)」があります。階段の脇の壁には、見事な鹿のはく製が飾られていて存在感抜群。
テーブルや壁にドライフラワーが飾られていたり、鳥がコードをつかんで飛んでいるような陶器の照明もあったり、とてもすてきな空間が演出されています。

全体が落ち着いたトーンでまとまっているのは、テーブル際の壁がすべてグレーのマーブルに塗られているから。これは、内装を手掛ける時に、お客さんが料理を撮影する際、バックがじゃましないように…と意識して、この色を選んだそうです。

そして、トイレも要チェック。利用した人がみんな感動するという、心地よいスペースになっています。

「GRAND FLOOR」ではカレーとパフェのコースを

「GRAND FLOOR」のメニューはカレーとパフェのコース1種類で、南インドカレープレート、季節のパフェ、ドリンクがいただけます。

カレーは2種類選べて、この日は、マイルドなエビ、甘辛ポーク、中辛ポークビンダル、辛口のサバのカレーでした。プレートには、ほかに野菜カレースープのサンバル、酸味スープのラッサム、日替わり副菜が7種類、そして真ん中にバスマティライスがのり、その上には豆カレーのダールがかかっています。

色鮮やかな見た目にも気分が上がりますが、味ももちろん◎。混ぜながら食べるので、いろいろな味わいが楽しめます。しかも、ライスがおかわり自由というのも、うれしいポイントです。

食べるのがもったいないほど美しい季節のパフェ

季節のパフェは時季によって、テイストも盛り付けも替わります。この日のパフェは一番人気だという「苺の木dark(ダーク)」。
ワイングラスのような脚の高いグラスに、メインの自家製ジェラート、イチゴのソルベ、桜や台湾茶、エルダーフラワー、ロゼのジュレ、桜の塩漬けなどが盛られ、そのまわりに花びらが開いたようにイチゴが並ぶ、とても美しい一品です。

イチゴは毎年、12月〜3月くらいに登場。「季節のパフェ」のラインアップは、「檸檬の月」「White Caramel Christmas(ホワイト キャラメル クリスマス)」「和栗grin(グリン)」などなど…リピートしていろいろ試してみたくなります。
夏季やイベント時には、真ん丸フォルムのボリューミーなかき氷も登場するので、そちらも要チェックです。

また、誕生日などにおすすめなのが「記念日プラン」。予約時にイメージを伝えておくと、パフェのお皿に花が添えられ、一緒に花束が届くので、サプライズにもぴったりです。

路地裏には「GARAGE FLOOR」も

建物脇の路地を抜けた先には「GARAGE FLOOR(ガレージ フロア)」というカフェスペースも。路地裏の秘密基地のようで、「GRAND FLOOR」とまた違った魅力があります。

「256nicom」は以前、千葉市内にあって移転してきたのですが、最初はこの「GARAGE FLOOR」からスタートしたとのこと。ここでも人気が出て、大家さんからのお誘いもあり、「GRAND FLOOR」とフラワーショップが入る建物を建てたそうです。

こちらでオーダーできるメニューは、カレー単品、自家製ジェラートで、10歳以下の子どもやベビーカーの入店もOK。TPOにあわせて「GRAND FLOOR」と「GARAGE FLOOR」を利用したいですね。

食事メニューはもちろん、空間にもこだわったすてきなカフェ「256nicom」。ゆっくり過ごしてみませんか。