河合優実と吉田美月喜がW主演を務める、藤本タツキ原作のアニメ映画『ルックバック』が、「アヌシー国際アニメーション映画祭 2024」にて正式上映されることが決定。さらに、新たな場面写真も解禁となった。

 『ルックバック』は、『ファイアパンチ』、『チェンソーマン』といった話題作を手掛け、2024年は劇場版アニメ『チェンソーマン レゼ篇』の公開も控える漫画家・藤本タツキ渾身の作品。2021年7月にコミック配信サイト「ジャンプ+」にて公開され、ひたむきに漫画を作り続ける藤野と京本という2人の少女の姿をみずみずしく描きながらも、やがて起きる2人の運命を分ける出来事を強烈なリアル感を持った筆致で描き出し、著名なクリエイターたちをはじめ、多くの漫画ファンの注目を集めた。

 本作のアニメ化にあたり、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、『借りぐらしのアリエッティ』、『風立ちぬ』など、数多くの劇場作品に主要スタッフとして携わってきた、押山清高が監督、脚本、キャラクターデザインを務めることが決定している。

 この度、劇場アニメ『ルックバック』が、世界最大規模のアニメーション映画祭である「アヌシー国際アニメーション映画祭」にて、本年度からの新設部門である「アヌシー・プレゼンツ部門」での上映が決定。アヌシー国際アニメーション映画祭は、毎年6月にフランスの南東部にて開催される、世界大規模のアニメーション映画祭で、本年度は、フランスの現地時間6月9日〜6月15日の期間にて開催となる。そして今回本作の上映が決定となった「アヌシー・プレゼンツ部門」は、世界のアニメーション作品の多様性と豊かさを紹介し、世界の意欲的なアニメーションをあらゆる観客と共有するという目的のもと、今年初めて創設された非コンペ部門。日本からは他にも『劇場版名探偵コナン 100万ドルの五稜星』や『サンドランド』などの作品の上映が予定。本作の上映日などの詳細は後日発表される。

 これを記念し、新場面写真も併せて解禁となった。藤野と京本が週刊「少年ジャンプ」に応募した自分たちの漫画作品の受賞結果を確かめる様子、初めて藤野と京本が出会うシーン、2人が街を楽しんでいるシーン、そしてドアの隙間に入っていく四コマ漫画を収めた場面写真となっている。

 劇場アニメ『ルックバック』は、2024年6月28日より全国公開。