ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、3月1日(金)から期間限定で、日本が世界に誇るエンターテイメント・ブランドが集結するイベント「ユニバーサル・クールジャパン 2024」を開催。それに先駆け、2月28日(水)にオープニングセレモニーが行われ、元競泳選手の北島康介と、今回本イベントで楽しめる『僕のヒーローアカデミア』『名探偵コナン』『モンスターハンター』の代表者たちが参加した。

■USJに『ヒロアカ』が来たッ!

 今回開催される「ユニバーサル・クールジャパン 2024」は、初コラボとなる『僕のヒーローアカデミア』、過去の同イベントでも絶大な支持を集めた『名探偵コナン』、ゲーム発売20周年を迎える『モンスターハンター』の3つのブランドが集結するイベント。

 オープニングセレモニーには北島のほか、『僕のヒーローアカデミア』担当の集英社週刊少年ジャンプ編集部・門司健吾氏、『モンスターハンター』シリーズプロデューサーでカプコン取締役専務執行役員の辻本良三氏も登壇。さらに『劇場版名探偵コナン』のプロデューサーを務める近藤秀峰氏、汐口武史氏、岡田悠平氏もオンラインにて参加した。

 「僕のヒーローアカデミア・ザ・リアル 4-D」のこだわりポイントを聞かれた門司氏は、「熱」と「音楽もすごい」ことだと紹介。「熱」を選んだ理由として、『僕のヒーローアカデミア』は、“正義と悪”や“家族の問題”、“人を許すとはどういうことなのか”といろんなテーマを含んでおり、人によって刺さる部分が違うと説明。そんな中で全部に共通してるのがオシャレな解決法が全くないことだと語り、「登場人物たちがドロドロになりながら、がむしゃらにひたむきに突き進んでいて、それが本当に正解なのかわかんないけど、頑張ってなんとかしようとしていく。その熱量が魅力なんじゃないかなと僕は思っています」と話した。本アトラクションでもその熱が感じられることだろう。

 また「音」については、アニメシリーズで音楽を担当している林ゆうきが作品に影響を与えているそうで、「原作者の堀越耕平先生は今原作の終盤を描いているのですが、描いているシーンに音楽が流れるか、合っているかを判断しているぐらい(音楽が重要)」と裏話を紹介。

 そんな林が「僕のヒーローアカデミア・ザ・リアル 4-D」に協力していることを明かし「オリジナル楽曲もあるので、ぜひ見に行って注目していただければと思います」と話した。体験した北島も「言っちゃいけないものだなと思ってました」と驚いた様子。

 加えて門司氏は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとのコラボレーションは「スタッフさんの本気度が感じられ、作品世界をなんとかアトラクションとかで表現したいっていうのをひしひし感じる」と称賛し、「『少年ジャンプ』もこれから色々とコラボさせていただくかもしれないんですけど、本当に楽しみにしています」と話す。

 5月4日(土)には7期の放送と、8月2日(金)には劇場版第4弾『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』の公開を控え、ますます盛り上がりを見せる『僕のヒーローアカデミア』。

 しかしなぜ今このタイミングで初コラボを決めたのか。「ユニバーサル・クールジャパン」プロジェクトリーダーの御園ジェリー研策氏に話を聞くと、これまでもビジネス的な観点も含めコラボレーションを検討していたそうだが「毎年実施するプロダクトの数は限界があり、なんでもコラボレーションするのではなく、狙いを定めてやっていくってことが大切だと思っています。今年は原作も終盤で、劇場版も公開されるということで話題性も高まっていると思い、導入を決めました」と話した。

 「僕のヒーローアカデミア・ザ・リアル 4-D」は、デクたちと敵〈ヴィラン〉との激闘に体ごと巻き込まれる、唯一無二の4-Dアトラクション。世界的ロックミュージシャン“ギターマインド”のコンサート警備のため、会場へとやってきた、デク、爆豪、お茶子、轟ら雄英生たちだが、ラストライブを前に、ステージでは何やら怪しい動きがあり…。絶体絶命のピンチに陥ったライブ会場を、デクたちは無事救うことができるのか? というパークオリジナルストーリーで展開される。