牡羊座

3月21日〜4月19日生まれ


Without haste, but without rest.
「急がずに、だが休まずに」

 牡羊座の季節が終わっても、依然、水星と火星が牡羊座に留まってあなたを刺激します。頭がくるくるとよく回るので、知らず知らずに考え方やしゃべり方が攻撃的になっています。

 あなたはそんなつもりはなくても、会話が討論のようになってしまうことも。それを好む人はよいのですが、「もう少し穏やかに話したい」と思っている人もいそうです。何事も「早く知りたい!」と気持ちが焦ってしまうのです。

 このメッセージは文豪と呼ばれているドイツの小説家、ゲーテが残した言葉です。5月の星々は、新しい事に目を向けるのではなく、今の地位や立場を守ることに意味があるとあなたに伝えています。気持ちが煽られても決して急がず、ただしやるべきことは休まずに続けたい時期です。

 運勢の基本は現状維持。与えられた仕事を全うしつつ、今まで以上に仕事の質を高める努力を。変化を望むより、あなたの地位を揺るぎないものにするためにエネルギーを注ぎましょう。

仕事相手の心を動かすには

 仕事相手の心を動かしたいのなら、“てみやげ道”を究めるのも得策です。自分がもらって嬉しいものではなく、相手の顔を思い浮かべながらギフトを選ぶこと。仕事プラスαの部分で、あなた自身をアピールできます。

 将来、マンション購入を考えている人、専門家に頭金やローン返済について相談するのもいいし、実際にモデルルーム巡りをするのも楽しいものです。下旬になると身辺に明るいニュースがあります。月末は知識と教養を高める小旅行に出かけると、いいことがありそうです。

月が導くあなたのターニングポイント

月が天の牡羊座を運行するのは5月5日(日)夜明け頃〜5月7日(火)夜早朝まで。
目的を持って何かを達成したい、人生の方向づけをしたいと願うのなら、この期間中に小さなアクションを。また会いたい人に連絡を入れる、自分にちょっとしたご褒美をあげるのにもよい日です。さっそくスケジュール帳のその日づけに印をつけて、夜空で輝く月を味方につけてください。

岡本翔子(おかもと しょうこ)

心理占星学研究家。英国占星学協会会員で、日本における心理占星学のパイオニア。占星術や月に関する著書・翻訳多数。

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文=岡本翔子
イラストレーション=INEMOUSE