フォークシンガーの松山千春(68)が24日、東京国際フォーラムホールAで、全国25会場25公演を回るツアーの東京公演を行い、観客5000人を動員。二部構成のステージを繰り広げ、愉快時々真面目なトークで“千春節”をさく裂させた。

 半年ぶりに同所に立つ松山は「それはそれは楽しみにしておりました」と笑顔。「デビュー以来姿形も変わり、今や髪形すら変えられない状態になりました」と自虐で笑いを取り、代表曲「大空と大地の中で」「長い夜」や新曲「友よ」などをステージで熱唱した。

 1月の能登半島地震について言及し、黙礼を捧げた。「被災された方には心からのお見舞いを申し上げ、特に亡くなられた方だよな。何も悪いことをしてないのに、どれほど無念だったかなと思います。ここ東京から能登半島の皆に頑張れと。復興には時間が必要かもしれないけど、我々にできることなら力になりたい」と語っていた。