決意の再出発を切った。１４日の中日戦（豊橋）で敗戦につながる痛恨の失策を犯した阪神・佐藤輝明内野手（２５）が１５日、出場選手登録を抹消され、２軍に合流。ＯＢの中田良弘氏が言及した。

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　佐藤輝が２軍降格となったが、打つ、打たないが問題じゃない。単純な捕球ミスが逆転負けにつながった。７点リードを守れずに逆転負けしたＤｅＮＡ戦（１１日）でも一塁への送球ミスがあった。２試合連続マルチ安打と打撃の調子は少し上向き気配だったのかもしれないけど、やっぱり岡田監督の目指す野球は守り勝つ野球。このタイミングで２軍に落としたことで、チーム的にも、他の選手の気持ちも引き締まったと思う。

　ただ、今回の措置に関しては、佐藤輝に対するおきゅうの意味合いが強いから、最短の１０日間で再昇格させればいいと思う。もちろん、２軍での練習態度などを見て、改心したな、ひたむきさが出てきたなというものが見て取れたらという前提だけど。１軍の試合に出ることのありがたみをこのタイミングで佐藤輝が再認識することが一番大事だと思う。

　佐藤輝にとっては、今後の野球人生を左右する分岐点になるかもしれない。もう一回、基本に忠実に、野球と向き合ってもらいたい。