全米女子プロゴルフ協会(LPGA)と総合エネルギー企業のシェブロンは4月16日、パートナーシップの延長を発表しました。

「女子スポーツを発展させ、競技を平等なものへと導くため」

 全米女子プロゴルフ協会(LPGA)と総合エネルギー企業のシェブロンは4月16日、パートナーシップの延長を発表しました。

シェブロン選手権に出場する古江彩佳 写真:大会提供
シェブロン選手権に出場する古江彩佳 写真:大会提供

 世界有数の総合エネルギー企業であるシェブロンは、米国女子ツアーシーズン最初のメジャー大会であるシェブロン選手権のタイトルスポンサーを2029年まで引き続き務めることを発表しました。シェブロンがスポンサーになってからの3年間で賞金総額は480万ドル増加し、24年の賞金総額は790万ドルに引き上げられました。また、予選落ちした選手にも昨年に比べて5000ドル増額し1万ドルが与えられ、これは現在ツアーで最も高額であり、選手の費用負担を軽減することを目的としています。

 シェブロンのマイク・ワース最高経営責任者は、「このメジャー大会は、トップゴルファーのための機会を拡大するだけでなく、早期教育からスポーツ、キャリア、そしてその先に至るまでダイバーシティとインクルージョンの重要性を強調してきました」「私たちは、ロープの内側と外側の両方で(選手たちの)才能に光をもたらすことを、これから何年も楽しみにしています」とコメント。

 LPGAコミッショナーのモリー・マクー・サマーン氏は「シェブロンとの長期にわたるパートナーシップは、コースの内外で少女や女性に力と影響を与えるという共通のコミットメントを示すものです」「今回の延長、賞金の増額、アスリートへのサポートの強化に至るまで、シェブロン選手権の進化は、女子スポーツを発展させ、競技を平等なものへと導くための、私たちの総力の結集を象徴しています」「私たちは共にこの歴史的なメジャー大会をあらゆるレベルで成長させ続け、何世代にもわたる少女たちのために明るい未来を作ることを楽しみにしています」と話しました。

シェブロン選手権に出場する渋野日向子 写真:大会提供
シェブロン選手権に出場する渋野日向子 写真:大会提供

 シェブロン選手権は18日から21日にかけてザ・クラブ at カールトン・ウッズ(テキサス州)で開催され、132名の選手が出場。現在のロレックス女子世界ランキングで1位のネリー・コルダ、ディフェンディングチャンピオンで23年のロレックス・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)のリリア・ヴ、20度のトーナメントタイトル獲得、2度のメジャー大会優勝、そして今回のシェブロン選手権で優勝するとLPGA殿堂入りが決まるリディア・コなどが出場。

 日本からは稲見萌寧、岩井明愛、勝みなみ、西郷真央、笹生優花、渋野日向子、西村優菜、畑岡奈紗、古江彩佳、山下美夢有の10名が出場します。

e!Golf編集部