国内女子プロゴルフの国内メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」第2日、午前スタートの最終組が前半のハーフを終了。佐久間朱莉(さくま・しゅり)が通算5アンダーで前日からの単独首位をキープしている。2打差の2位タイには川崎春花(かわさき・はるか)、ウー・チャイエン、森田遥(もりた・はるか)、イ・イェウォンがいる。

佐久間朱莉は1バーディー、1ボギー

◆国内女子プロゴルフ<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 5月2〜5日 茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県) 6665ヤード・パー72>

 青く澄み渡った空が広がり、爽やかな風がコースを吹き抜けた国内メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」第2日。午前スタートの最終組がハーフターンした時点で前日からの単独首位をキープしているのが佐久間朱莉だ。7番ホールまでパーを重ねる堅実なゴルフを展開していたが、8番パー4でこの日初めてのバーディーを奪う。続く9番パー5でもバーディを狙ったものの、取り切れずにパー。通算6アンダーで前半ハーフを終了した。

2日目も首位をキープしている佐久間朱莉 写真:Getty Images
2日目も首位をキープしている佐久間朱莉 写真:Getty Images

 ところが、後半の11番パー4で痛恨のボギーを叩き、5アンダーにスコアを落とす。2位以下との差は2打に迫られたが、残り7ホールで再び差を広げられるか注目だ。

 その佐久間を追うのが、午前スタートの川崎春花。前半のハーフを1バーディー、1ボギーの36で終えて、通算3アンダーの2位タイに。同じ2位タイグループにはウー・チャイエン、森田遥、イ・イェウォンがいるが、午後組なのでまだスタートしていない。

 午前スタートで順位を上げているのが、イ・ミニョンだ。前半のハーフを33で回ると、後半に入ってからも11番パー4でバーディーを奪い、現在通算2アンダーで6位タイに。前日の58位タイから大きく順位を上げている。6位タイグループで午前スタート組には、申ジエ、石田可南子がいる。ジエは今季3試合目の出場。石田は昨年29歳でプロテストに合格したオールドルーキーだ。また、午後組の河本結、櫻井心那も2アンダーだが、まだ第2ラウンドをティーオフしていない。

 注目は通算1アンダー、11位タイの宮田成華だ。初日は4オーバーの87位タイと出遅れたが、この日は前半のハーフを4バーディー、ノーボギーの32で回ると、後半のハーフでも11、12番ホールで連続バーディーを奪い、一時は通算2アンダーの6位タイに浮上した。今季はQTランキング19位でツアー前半戦の出場権を得ているが、9試合に出場して予選通過が5試合、最高位が22位タイといま一つだ。リランキングで上位に入るためにも、ポイントの大きな今大会で上位に入りたいところだ。

山西英希