国内女子プロゴルフの公式戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」第2日、午後スタートの最終組が前半のハーフを終了した。

菅沼菜々が15ホールを終了してスコアを4つ伸ばす

◆国内女子プロゴルフ<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 5月2〜5日 茨城ゴルフ倶楽部 東コース(茨城県) 6665ヤード・パー72>

 国内女子プロゴルフの公式戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」第2日、午後スタートの最終組が前半のハーフを終了。初日、1アンダーの14位タイにつけていた菅沼菜々が15ホールを終了してスコアを4つ伸ばし、通算5アンダーでついに首位タイに並ぶ。同じ午後スタートでは、イ・イェウォンがスコアを2つ、櫻井心那がスコアを3つ伸ばし、通算5アンダーに。午前組の佐久間朱莉を加えて、4人が首位に並ぶ混戦となっている。

今季序盤の不調が嘘のようなゴルフを展開した菅沼菜々 写真:Getty Images
今季序盤の不調が嘘のようなゴルフを展開した菅沼菜々 写真:Getty Images

 15時の段階で1万1710人の大ギャラリーが詰めかけたこの日、それに見合うだけの熱戦が繰り広げられている。午後スタートの最終組が前半のハーフを終了した時点だが、なんと通算5アンダーで4人の選手が首位に並んだのだ。

 まずは1アンダー、14位タイで午後組のトップでスタートした菅沼。15ホールを終了した時点で5バーディー、1ボギーとスコアを4つ伸ばしてきた。さらに、韓国ツアーの賞金女王、イも12ホールを終了してスコアを2つ伸ばす。さらに、櫻井も12ホールを終了時でスコアを3つ伸ばしている。

 初日同様に午前組よりも午後組の方がスコアを伸ばしているが、その要因はグリーンのスピードにある。2日目を終えて通算3アンダーの申ジエは午前スタートだったが、「朝露があってもグリーンが速かったです。昨日の午後よりも間違いなく速かったです」というように、グリーンのスピードに関しては、午後組の方が合わせやすいようだ。

 首位グループを1打差で追うのが、通算4アンダーで5位タイの金澤志奈とウー・チャイエン。金澤は15ホールを終えて3バーディー、ノーボギーでスコアを3つ伸ばす。ウーは3ホール目の12番パー4でダブルボギーを叩いたものの、その後はスコアを2つ伸ばしてきた。

 さらに、3アンダーの7位タイに山下美夢有、申がつけ、2アンダーの9位タイには森田遥、原英莉花、川崎春花がつけている。

 今季好調でメジャー初制覇を狙う竹田麗央は通算1アンダーの12位タイ。米ツアーから帰国して参戦している勝みなみは通算2オーバーの36位タイ。古江彩佳は通算4オーバーの53位タイ、西村優菜は7オーバーの94位タイ。

菅沼 菜々(すがぬま・なな)

2000年2月10日生まれ、東京都出身。18年プロテスト合格。20-21年シーズンは賞金ランキング47位で初のシードを獲得。22年シーズンは、メルセデス・ランキング8位と躍進。23年「NEC軽井沢72ゴルフ」では、神谷そらとのプレーオフを制して悲願の初優勝を挙げる。あいおいニッセイ同和損保所属。

山西英希