第1試合の実況を務めた中村信博アナ

 俳優の趣里が主人公・福来スズ子を演じるNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』(月〜土曜午前8時)の第125回が28日、放送された。直後の“朝ドラ受け”に称賛の声が上がっている。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 この日の放送では、引退会見後も羽鳥善一(草彅剛)と相変わらず話ができないままでいたスズ子。やがて、スズ子が羽鳥の家を訪ねようと家の玄関を出ると、そこには訪ねてきた善一の姿があった。これまで苦楽をともにし、数々の名曲を生み出してきた2人が心の底から思いを語り合い、善一は「今まで僕を楽しませてくれて本当にありがとう」と思いを伝えた。

 そして、「引退会見だけじゃダメだ。最後にもう一度お客さんの前で歌って、思いっきり楽しく終わろうじゃないか」とさよならコンサートを提案。スズ子も「よろしゅう頼んます」と涙ながらに握手をして締めくくられた。

 この日は『あさイチ』(月〜金曜午前8時15分)が『第96回選抜高校野球大会』の準々決勝中継のため放送休止。『ブギウギ』直後の“朝ドラ受け”がないかと思われたが、第1試合の実況を務めた中村信博アナウンサーが中継冒頭、「明日フィナーレを迎える『ブギウギ』。春センバツも同じくクライマックスです」とコメント。

 さらに「善一とスズ子の絆が数々の名曲を生み出しましたが、この甲子園では球児たちの絆が数々の好ゲーム、ドラマを生み出してきました。選抜100年、そして甲子園100年。今日また新たな歴史が刻まれていきます」と続け、『ブギウギ』と絡めながら中継をスタートさせた。

 この様子に、SNSでは「朝ドラ受け見事でした!」「斬新〜」「アナウンサー、いい声だった」「今までこんなことありましたっけ?」「甲子園の朝ドラ受けサイコー」「普通に良い事言ってでグッときちゃったよね〜」などの声が上がっている。ENCOUNT編集部