マッコイ斉藤氏のオファーに、芦澤の反応は?

 ABEMAは、次世代の格闘技界を担うスターを発掘するオリジナル格闘ドキュメンタリー番組『格闘代理戦争-THE MAX-』の#6を12日午後9時より放送。新たに元K-1ファイターで、現在はRIZINを主戦場とする芦澤竜誠が監督として電撃参戦することが決まった。

 同シリーズは、「格闘技界の次世代のスターを生み出す」という目的のもと、第一線で活躍する格闘家が監督となり、格闘家の原石である若手ファイターを推薦して競わせることで新たなスターを発掘、その過程を追う“格闘ドキュメンタリー番組”。2017年に『格闘代理戦争 1st Season』を放送以降、今回がシリーズ6作目となる。

 第6回放送では、本番組で総合演出を務めるマッコイ斉藤氏が芦澤のもとを突撃。前回放送で監督参戦が決まった皇治の対戦相手として監督参戦のオファーをしに芦澤の待つジムを訪ねた。

 マッコイ氏と対面するや否や、芦澤選手は「見たぞ格闘代理戦争! 俺と皇治をやらせようとしてんじゃねーぞ」と一喝。皇治について散々罵倒した末に芦澤は「やってやるよって話だよ」とあっさり皇治との代理戦争での直接対決を快諾した。

 また「あいつビビって出てこれねーんじゃねーか!? やれんのか」と自信満々な口ぶりでマッコイ氏に言葉をぶつけた。皇治は2〜3人は選手を用意していることを伝えると、「2〜3人くらいならオレも何とかできるわ!」と推薦選手の目星はついている様子。一体どんな選手を引き連れてくるのか。

中谷優我は藤田和之から魂のエール

 話題は青木真也監督と、その“弟子”の中谷優我へ。幼い頃からアントニオ猪木さんと交流のあった中谷。今回、その闘魂を学ぼうと猪木さんとゆかりのあるプロレスラーの藤田和之、ケンドー・カシンのもとを青木とともに訪れた。

 藤田は「猪木イズム最後の闘魂継承者」としてプロレスや総合格闘技で活躍している、言わずと知れた一流レスラー。またカシンは青木選手が尊敬する覆面カリスマレスラー。今回、そんなレジェンドレスラー2人に中谷の特別稽古を青木が依頼。初対面の中谷に対して、藤田は「一言だけ。プロもアマチュアも突き進むには精神力が大事だから。そういう目つきに変わってほしい。目標があるなら自分信じて、てらいをしないで、バカになれよ」といきなり厳しくも愛のこもった言葉を放った。

 その言葉から始まった特別稽古は200段もある階段ダッシュから始まり、薪割り、波打ち際でのダッシュなど地獄のメニューの連続。厳しい言葉を浴びせられながらも、これに必死に喰らいつき中谷は見事に全てのメニューをやり遂げた。最後の波打ち際のダッシュを終えると、突然、藤田がTシャツを脱ぎ中谷の元へ。膝下まで海水に浸かる浅瀬で中谷へタックルをお見舞い。ボディスラムで水面に打ち付けるなど、とことん中谷を追い込む。

 最後に藤田は「オレを張ってみろ!」と中谷にビンタを要求。恐る恐る張り手をする中谷に対して「そんなんで効くか! こうやってやるんだよ!」と気合のこもったビンタを見舞った。よろける中谷にさらに「悔しいか! 声出せ! 思いっきりこい!! お前のそういう優しさが弱点なんだよ!! 張れオラァ!」と喝を入れる。

 これに呼応するように、中谷が気持ちのこもったビンタを放つと、藤田は「よくやった」と中谷を抱きしめ、「それでいい。負けんなよ。バカになるんだよ」と愛にあふれた言葉を投げかけ、地獄の特訓は幕を閉じた。

 これを見た青木は「完璧ですよ。申し分ない」と一言。中谷は「猪木イズム……闘魂……試合前に一番いい喝を入れてもらえたと思います」と自信に満ちあふれた表情で稽古を終えた。

 闘魂注入で精神力も鍛え上げられた中谷は準決勝で見事勝利を飾れるのか。準決勝は19日午後7時より生放送される。ENCOUNT編集部