横断歩道で一向に止まる気配のない車やバイクが何台も通り過ぎていく様子を撮影

 ゴールデンウイーク(GW)中、各地へドライブに出かける人も多いだろう。目的地へ急ぐ気持ちがあろうと、歩行者への配慮は忘れずにいたいもの。とある横断歩道で、まったく止まる気配のない車やバイクを何台も見送る内容の動画が、ネット上で話題を呼んでいる。撮影者に投稿の意図を聞いた。

 GW前半最終日の4月29日に投稿された動画には、片側一車線の道路にかかった信号のない横断歩道の前で、撮影者が車両の列が途切れるのを待つも、一向に止まる気配のない車やバイクが何台も通り過ぎていく様子が収められている。動画は開始から30秒を過ぎたあたりでようやく列が途切れ、撮影者が横断歩道を渡り切ったところで終わっている。

「横断歩道」と題されたこの動画は、400件を超えるリポスト、1300件の“いいね”を集めるなど話題に。「止まる気配なし 全部違反」「みんな通過していく…これは酷い」「いまだにこんなにも止まらない車いるのか…」「横断出来ない歩道」「田舎によくありがちな自動車優先ですね」「警察官が立ってたら変わるかな?」「意識低いドライバーだらけ」と、身勝手なドライバーへの批判の声が多く寄せられている。

 撮影者によると、場所は石川・七尾市のとある横断歩道。投稿の意図については「それほど深いものはありません」としつつも、反響は思いのほか大きかったようで「『横断歩道』の言葉と動画のみで感想や批判の言葉もなにもないのに、停車しない車に対しての批判、渡りたければ渡る意思表示が必要と言う意見、インプ稼ぎだろ、撮影してたり車道から離れてるように見えるから止まるわけねーだろと言う攻撃的な意見。とにかくみなさん自分の見たいようにしか見てない、人間って面白いねって思いました」と感想を語る。

 今回、さまざまな声が寄せられたことを受け「学びとしては、止まってほしければちゃんと『手を上げる』という意思表示が必要だと言うこと。それともっと運転手に対して横断歩道歩行者優先の意識を高める必要があると思いました」と話している。ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム