大胆な手口から外国人窃盗グループの犯行を疑う声も

 無惨に破壊され、現金を持ち去られたドリンクの自動販売機……。ゴールデンウイーク(GW)真っただ中の先月29日、SNS上に投稿されたショッキングな画像がネット上で話題を呼んでいる。いったい何があったのか。発見者の男性に詳しい状況を聞いた。

「なんか凄いことになってるんですけど、ここホントに日本ですか…?」

 バイカーのHiro@ゆるトラ(@XL400VRTRANSALP)さんが投稿した画像には、2台並んだ自動販売機の料金箱部分が破壊され、中の現金が抜き取られた後の残骸が収められている。破壊されたのは大阪・堺市にある「海とのふれあい広場」入口の自販機で、投稿者が発見した29日午前11時時点では、すでに使用できない旨の貼り紙があったという。

「訪れた人の多くがこの光景に驚き、写真を撮ったり話題にされてました。これまでイタズラを含めて自販機を壊されているのを見たことはありましたが、ここまで破壊されてるのは初めてでしたので衝撃的でした。また、壊され方も乱暴に無理やり壊したと言うより、かなり的確に現金が入っている部分を効率よく狙ったイメージで、素人の思い付きによる犯行ではない感じがしました。自分は海外での経験が多く、住んでいたこともあるので、思わず『え? ここが日本?』と感じ投稿しました」

 投稿は6日時点で1.7万件のリポスト、7万件の“いいね”を集めるなど話題に。「えぇ、、、自販機強盗、?」「やば、こんなの見たことないわ」「これが海外で自販機が置けない理由って奴だよな」といった驚きの声の他、外国人窃盗グループの犯行を疑う声や、それと関連して政府の移民政策を批判する声など寄せられている。

 一連の反響について、「炎上に近いくらい伸び始めて非常に驚きました。コメントをよく見ていると『外国人の仕業だ』『そういう決めつけは良くない』とか『岸田政権の移民政策が悪い』などという意見がたくさん見られました」と投稿者。「私自身、『日本人のせいだとは思いたくない』とも書き込みましたが、絶対に外国人の犯行だと思っているわけでもありません。個人的には、今の移民政策についても日本の少子化と労働力不足を考えると他に講じられる手段はないのではと思っているので、この投稿をきっかけに、政権批判をしたいだけの人達によって大きな話題になってしまったなと感じています」と話している。ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム