無人駅での出来事…けがはなかったという

 駅の構内のベンチに座っていたら突然、天井の木材が落ちてきた――。けがはなかったというが、危機一髪の事態が発生した。「死ぬかと思った」と震えた恐怖の出来事。体験者に話を聞いた。

「椅子に座ってたら天井落ちてきたんやが…久々に死ぬかと思ったわ とりあえずJRに連絡しとこう…」

 Xに体験談をつづったのは、日本各地を旅行するのが好きだという船員の緩不和まゐるん(@milen_memo)さん。高知県にある、無人駅のJR土讃線・大田口駅が現場だという。

 週末の6月30日。「ベンチに腰掛けていたところ、目の前に突如、梁(はり)が落下しました」。座っていた場所から1メートルあるかないかの至近距離。かなりの長さの木材で、もし当たってしまったら相当危険だ。「(飛んできた)細かな破片は受けましたが、けがはありません」。不幸中の幸いだった。

 駅構内での衝撃の事案だけに、投稿は反響を呼び、4400件近くのリポスト。ネット上では「うわぁ、、九死に一生とはまさにですね」「これは怖い 無事で何より」「これは怖すぎる…」「無人駅はこういう時が怖い」「連絡を機に広く点検が行われるといいですね」と、驚がくとショックの声が相次いでいる。

 駅における安全性の維持・管理はさらなる向上が求められている。緩不和まゐるんさんは「今後このような資金難による老朽化対策の不備、施工不良などによる事故は増えてくることが予想されます。また、利用者が少なく無人駅である特性上、他に助けを呼ぶことも困難です。生命に危険のある事柄ゆえ、お伝えいただければければ幸いです」と話している。ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム